初めまして、はしいちです。
インフルエンザが全国で猛威を振るってるらしいですね。僕も去年インフルエンザになったので、全然他人事じゃないです。
あの辛さとんでもないです。1日中布団にくるまってましたけど、寝るのも辛い!インフルエンザの怖さを見に持って知りました。もうなりたくない!今年は絶対になるもんか!
そこで、今回知り合いの現役看護師さんに、現場ではどういう風に捉えているのか聞いてみましたのでご紹介します。
なお、今回のお話は全ての診療機関の総意ではありません。ひとつの体験・経験談として読んでいただいたら幸いです。
インフルエンザかな?と思ったら
お話を伺った現役看護師さんは、主に夜中の救急外来で長年務めていらっしゃる方です。僕の救急外来のイメージは、重症の患者さんがいっぱい来て、戦場のようなイメージ。ドラマのシーンでしか見たことがないんですけど(笑)。
日中の外来と違って、夜中は患者さんから電話が結構かかってくるそう。
内容としたら
熱が下がらない
子どもが風邪で辛そう
インフルエンザじゃないのか
こういう問い合わせが多いらしいです。んで、だいたい共通していることとしたら
日中から辛かった・辛そうだった
そう、日中から病気(風邪など)で辛かったというのが共通してるそうです。
日中に病院に行って、薬をもらったけど熱が下がらない。日中から子どもがぐったりしていて、心配になってきた。昼間は仕事があるから病院に行けなかった。などなど。
まあ、ありそうですよね(笑)。僕も全部心当たりがある(笑)。こっちとしたら、ちょっと様子見てたけどやっぱ辛いわっていうパターン。やっぱ、他の人たちもこんな感じなんかな。
病院は具合が悪いと診てくれるイメージですもん。あと、夜の方がなんだか辛い!あと、心細くなるし。
ほんじゃあ、看護師さんはこういう電話が来たらどう思うのだろうか?
電話だけじゃ全て把握できない
他の病院とかはどうかはわからんですけど、今回お話を伺った看護師さんの病院では、患者さんからの電話での問い合わせは基本看護師さんが応対するみたいです。
では、先述した病気かもしれんっていう人からの電話を、看護師さんはどう思っているのか?
電話じゃわからん!
結構言われるのが、インフルエンザじゃないのか?とか、子どもが熱出してるから〇×▷…とか。心配だから電話してるんでしょうけど、本当に心配なら昼間の内に病院に来てほしい!らしいです。
そもそも医者ではないから、実際に来てもらって対応させてもらいますとのこと。電話じゃあ検査もできない。音声だけだからわからん。
確かに(笑)。スカイプなどでの映像のやりとりではないので、わからんですよね。電話口で変なことを言って、あとあと問題にでもなったら相当大変!
看護師さんとしたら、こういう電話が来ると心配でしたら病院に来てくださいとしか言えないそうです。電話をかけてる方としたら、すんごい冷たいなーと思ってるだろうなと、看護師さんも感じているそう。
でも、実際にこういう話を聞くと仕方ないかなと思っちゃいます。それしか言えないですもんねー。あーだこーだ言っちゃうと、トラブルの原因でもあるし。
病院も昼間が営業時間
今回お話を伺って印象深かったのは、昼間と夜間の病院の体制が違うこと。病院って24時間、365日営業しているもんだと思っていました。
しかし、看護師さん曰く、病院は朝から夕方までが営業時間。もちろんスタッフもいっぱいいるし、検査とかもすぐに出来る対応になっているとのこと。でも、夜中になると全くの逆になるらしい。
夜中はスタッフが少ないし、出来る検査も限られてくる。大きく違うのは、診察に係る金額。病院の営業時間外に行くと、いつものスタッフや検査の対応も違ってくるし、診察料金も違ってくるみたい。
夜間や休日に診察してくれる医療機関はとても心強い存在ですが、診療時間外に受診すると、初診料や再診料に加算がつくことをご存じですか?
初診時にかかる平日の時間外の加算は、基本的に850円ですが、日曜・祝日・年末年始の休日加算は2,500円になります。さらに、22時〜6時までの深夜加算は4,800円と高額です。再診時はもちろん、調剤薬局でも時間外は加算がつきます。
これを聞くと、日中からなんかおかしいなと感じているのなら、昼間から病院に行くのが賢そう。っていうか、ホントに心配なら昼間に行くべき!
ここから本音
電話でインフルじゃないかと問い合わせがあったとき、看護師さんは実際どう思ってるのか?聞いてみました。
インフルってわかってどうしたいん?
たーしかに(笑)。インフルエンザか他の病気かなんて電話越しじゃわかんないし。インフルエンザの可能性は高そうな症状でも、それは確定じゃない。
他の人に接触しないようにするとか、辛いから会社を休むとかは常識の範囲。
ただ休みたいの裏返しなんじゃないのか?
これを聞いて、ドキッとしましたねー(笑)。去年インフルエンザにかかったときに、内心よっしゃと思っちゃいました。休める!って思いましたもん(笑)。
ココから本音タイムに入りました(笑)。
あと、昼間に病院行って薬飲んだけど全然楽にならないとか、風邪だし今から(夜中)病院に行くとかのケース。
お家で安静にしてて!
すぐに薬も効かないし、なにより風邪なんなら対症療法くらいしかできないとのこと。
対症療法
疾病の原因に対してではなく、主要な症状を軽減するための治療を行い、自然治癒能力を高め、かつ治癒を促進する療法である。
※Wikipediaから引用
市販の風邪薬と同じようなものしか出せんらしい。それなら、ひどい思いして病院に行かずに家でゆっくりしてた方がいいかも。
9割がなんともない
1割が重症
実際に救急に来る方たちの重症の割合らしいです。まあ、これは何かの統計的なデータとかではなく、経験的なもんだと思います。これで言いたいのは、重症の方の処置をしなくちゃいけないときに、風邪とかの軽微な人たちによって対応が遅れるかもしれんってことです。
時間外とかでお金も結構取られるし、ホントに重症の方のことを思うと安易に夜中に行くのは控えようと感じました(汗)。
でも見極めなんて素人には出来ないから、難しい。
先述した病院の営業時間ですけども、夜中は入院されてる方や重症の方の対応が基本。来院したら対応はしないとらしいので、心にグッと本音をしまって働いてるそうです。看護師さんって大変だなー。
まとめ
インフルエンザが流行っているこの時期に、現役の看護師さんのお話を伺ってみました。
実際にお話を伺うと、現場での生々しい体験談などを聞くことができたので興味深い時間を過ごすことができました。
出来たら、病院へ昼間に行けるなら行った方がいいっていうことが一番心に響きました。確かに、心配だったらスタッフがいっぱいいる昼間に、お金も時間外料金を取られない昼間に行った方がいいなーと思いました。
併せて話を伺ってると、看護師さんの仕事って大変そうって感じました。でも、看護師の誇りを持って働く姿は、とってもかっこよく映りました。やりがいのありそうな仕事ですもんね。
再度記載しますが、今回のお話は全ての診療機関の総意ではありません。ひとつの体験・経験談として読んでいただいたら幸いです。
今回の看護師さんのお話は、僕なりに結構オブラートに包んでます(笑)。まあ表現が過激なんだから!文章にするの大変!ふぅ…。